今日は「返済期限のない借入方法」について記事を書いていきます。
題名だけみるとかなり怪しいですが、ちゃんとした借入方法ですのでご安心ください笑
レンタルスペース投資の資金調達としても有効な手段ですので是非参考にしてください。
以下に該当するは必見です。
投資で自己資金を使いたくないと考えている
有事の際の資金調達枠を設けたい
将来の家計について不安に思っている
それでは解説していきます。
目次
契約者貸付制度
ずばり返済期限のない借入方法とは、「契約者貸付制度を利用する」ということです。
契約者貸付制度ってなに?という方は、以下のサイトで概要をご理解頂けると思います。
つまり加入している生命保険の解約返戻金の範囲内でお金を借りられる仕組みです。
1点ご注意なのは、貯蓄性のある生命保険が対象である点です。
掛け捨て保険等は対象にならないので注意です。
定期的に送られてくる生命保険通知者に貸付可能額の記載があれば契約者貸付制度の利用が可能です。
分からない場合は保険会社に問い合わせるのが1番良いでしょう。
契約者貸付制度のメリット
借入金利が安い
貸付制度を利用する場合の借入借入金利は、約3%~約5%です。私の場合2.75%です。
住宅金利と比べると高いですが、無担保であるカードローンの金利が最大15%くらいなので、それと比べるとかなり低金利です。
ちなみに2.75%でいくと、100万円を期間1年で借入した場合、支払利息は2.75万円(約2300円/月)です。
返済期限がない
これは題名にもなっていますが、返済期限は保険料を払い続けている限りありません。
通常どんな借入も返済期限が決まっていて、定期的に返済する必要があると思いますが、契約者貸付については返済期限がないので好きなタイミングで返済が出来ます。
借入資金の使い道に制限がない
基本的に借入金の使い道は指定されています。住宅ローンは住宅購入資金、車のローンは車両購入費、教育ローンは教育資金等、必ず資金の用途が決まっています。
また、万が一決められた用途以外で資金が使われていることが判明した場合、一括で返済を求められる場合があります。
一方、フリーローンのような借入は資金の使い道が自由の場合がありますが、大抵の場合、金利は高いです。
然しながら、契約者貸付制度は資金の使い道が自由なうえ、金利も安いのでとても使い勝手が良いのです。
借入金と見なされない
あくまでも契約者貸付制度は自身の生命保険の解約返戻金の範囲内でお金を借りる仕組みなので、対外的には借入金と見なされません。
例えば、住宅ローンを借りる際、他に借入金があった場合は条件が悪くなったり、住宅ローンの審査に落ちる可能性があります。
契約者貸付制度は借入金と見なされないので安心して借りることが出来ます。
借入手続きが簡単
通常資金で借入をする際は、申し込み~審査まで手続きが多く、時間も要しますよね。
しかし、契約者貸付制度は枠さえあれば保険会社に申込書を郵送するだけで数字で自分の口座に借入金が入ってきます(契約によってはネットで全部解決する場合もあります)
急にお金が必要になった際は有事の資金枠としてもアリですね!
契約者貸付制度のデメリット
複利で運用される
返済期限がないゆえに返済しないままでいると返済金額が膨らむので要注意です。
契約者貸付は年利・複利で運用されるため、例えば先ほどの例でいうと、金利2.75%、借入金100万円、期間1年で借入をした場合、2年目は、支払金利が上乗せされ、102.75万円に対して金利2.75%が課されるため返済金額が膨らむということです。
従って、返済期限がないといえども計画的に返済していきましょう。
保険が失効される可能性がある
返済せずにそのまま解約返戻金を超えた場合は、解約返戻金を超えた部分については支払いをする必要があります。万が一その支払いもしない場合は、保険が失効となる可能性があります。
そもそも保険は自分の身に何かあった場合の備えです。失効してしまったら意味がありません。
やはり計画的に返済をするよう心がけましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
この制度はあまり知られていない制度ですので、昔加入していた保険の契約を確認してみましょう。
実は契約者貸付制度の借入枠があったという方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
借入枠があった場合、例えば他の借入金と借り換えることで金利の見直しに繋がるかもしれません。
また3%以上の利回りで運用できる自信がある方は、運用資金に回すことも出来るかもしれません。
一時的な資金で悩んでいた方はもしかしたらこれが利用できるかもしれません。
ぜひご自身の保険を一度ご確認してみましょう。
借入枠が無かった方へ
保険を確認して残念ながら借入枠が無かった方は、ぜひ貯蓄型保険の加入をお勧めします。
おそらく借入枠が無い方は、そもそも保険に入っていないか、掛け捨て等の保険に入っているかのどちらかと思います。
貯蓄型保険はその名の通り、「貯蓄」・「保険」の両方の面を備えている保険です。
この際、保険を見直す(若しくは加入を検討)ことをご検討いただくのも良いかもしれません。
下記の記事にて貯蓄型保険について解説していますので参考にしてみて下さい。
記事を読んで頂きありがとうございます。